看板の素材


      看板(野立て看板や袖看板、壁面看板)は主に、「シート」+「プレート」+「フレーム」の3つの要素から出来ています。

      そこに電飾を取り付ければ、夜間でも目立つ看板が出来上がります。

      このページでは看板の基本的な素材の種類、そして看板の光らせ方についてご紹介しています。

      看板の基礎知識として知っていただくことで、製作をご依頼いただく際にご希望の仕様が伝えやすくなるかと思います。

      是非参考にしてみてください。

看板の材料 1.シート


 

シートは主に大きく分けて2種類を使用。どちらも電飾、非電飾対応可です。

 

出力シート…大型のプリント機械で使用する白または透明の糊付きシート。シートに直接デザインを印刷します。シートに霧状のインクを吹き付けるのでグラデーションや細かいデザインに有効です。印刷後はラミネート加工して耐久性をあげます。

 

カッティングシート…出力シートより薄手の単色糊付きシート。プロッターと呼ばれる機械でシートを1色ずつデザインの形にカットし、決まった位置に貼り合わせます。単色なので柄やグラデーションはできないため簡単なデザイン向けになります。

 →詳しいカッティングの説明はコチラから

 

看板の材料 2.プレート


 

APプレート(アルミ複合板)

 薄い2枚のアルミ板で樹脂を挟んだ、看板に一番多く使われている板材です。軽くて丈夫でカットもしやすいので様々な形の看板が作れます。(非電飾)


 

アクリルプレート

 アクリル樹脂を板状に加工したものです。カラーが豊富で透明のアクリルはガラスよりも透明性が高いです。

 カット、アクリル同士の接合、曲げと加工可能範囲も広いので様々なものが作られます。


  

○屋内での使用が多い素材

 

CPパネル(スチレンボード)

 発泡プラスチック素材に強度を持たせて板状にしたものです。糊付きや紙貼り、素板(プラスチックだけの板)と種類がありますがどれも軽く、カッターでカットができます。

 湿度に弱く反りやすいため屋外では短期間での使用しかできないので、主に室内の立看板や吊り看板、等身大パネルなどに利用されます。

 

 


看板の材料 3.フレーム


 

木枠

 費用が一番安く、軽いので設置場所を傷つけにくいです。しかし防腐剤を使用しても雨風に弱く、耐久性も低いので小さい看板を短期利用か屋内での使用がオススメです。

 

アルミ枠

 木以外では一番安く軽い素材で、比較的腐食にも強いです。強度面は鉄枠などに比べれば少し弱いですがその分、加工がしやすいです。

 

鉄枠(スチール枠)

 強度が高いので屋上看板や大型看板に向いてます。ただ腐食にはそこまで強くないので、防水加工・防腐剤を塗装し、細かい点検が必要になります。

 

看板の光らせ方


 

上記の素材の使い分けを一番左右するのが、「看板の光らせ方」です。光らせ方とは照明を看板の内側につけて光らせるか外側につけて光らせるかということです。同じ光らせるでも内側と外側で使う素材や取付方法が違うので看板製作の大事な部分になります。 

 

 

外照式…外側から看板を照らす方法。看板自体は非電飾のもので看板の上か下にスポットライトやLED照明を設置して光らせます。内照式に比べると費用が比較的安いです。しかし電飾が外に出ている分スペースを取ってしまったり、移動に手間がかかります。その他内照式に比べると少し暗く感じたりもします。

 

内照式…ボックス型の看板の中に電飾を取り付けて内側から光らせる方法。看板全体を均一に外照式よりも明るく照らすことができます。

 また移動もコンパクトで電飾をLEDにすれば交換の回数がグッと減ります。

 外照式よりもメリットが多いですがその分、取付費用が高くなることが多いです。