立体文字は店舗名やロゴなどのメインとなる部分を立体的にした看板です。平面看板よりも存在感があり、素材や照明の取り付け方で平面看板以上に印象が変わります。
費用は物によっては、やはり平面看板よりも高くなってしまいますが、個性を出すにはぴったりの看板です。
素材
・カルプ材
発泡ウレタンと呼ばれる樹脂を板状に固めたもので金属より安価で加工がしやすく、軽いため取付が簡単な素材です。ですが劣化は金属より早いです。
黒、白の他に色つけしたい場合は、カルプにペンキなどで直接塗装するか右図のようにカルプの表面にAPやアクリルなどのプレートを貼ってカッティングなどの色付きシートを貼る方法の2種類があります。(※ただし、文字のように曲線や入り組んだ形の側面にプレートを貼ることはできないのでこの場合の側面は表面に近い色のペンキを塗ります。)
・金属
ステンレスや銅、真鍮などです。劣化しにくく、高級感が出ますが、取付が難しく、金額も高くなりやすいです。
種類
・しっかりした存在感の箱文字
金属などを加工して作った文字型のフレームに切文字を取り付けた立体文字。
文字の中に照明を仕込むことができる。
・スマートな印象の切文字
1つの素材をデザインの形にカットしたもの。
使用した素材そのものの厚みを利用した看板。
金属などの素材に比べると厚いですがカルプも切文字の一種です。
どちらも取付位置、点灯方法により裏面の仕様が変わる。
表面加工 文字表面の印象を変える加工。
・鏡面 …金属の表面を鏡のように磨き上げる加工。光沢感が出る。華やかな印象になる。
・ヘアライン…金属の表面に髪の毛のように細い直線ラインを細かくいくつも入れた加工。
艶消し(マット)になって落ち着いた印象になる。傷が目立たない。
・塗装 …表面に防腐剤やカラー塗料を塗る。表面保護になる。
・シート貼り…カラーが自由で艶あり、艶消しが選択できる他、表面保護にもなる。
照明方法
箱文字の中に照明を設置して側面を発光させず、正面を発光させる方法。
一番クッキリとした文字になる。
浮かした文字の裏面に照明を設置して発光させる方法。
表面が影になり落ち着いた雰囲気になる。
箱文字の中に照明を設置して正面を発光させず、側面を発光させる方法。
バックライトよりもはっきりとした光の輪郭になる。
平面看板の外照式のように文字全体を上からスポット的に光らせる方法。
照明の数や光量で雰囲気が変わるが、バックライトとはまた違う落ち着きがある。